平成27年4月5日、株式会社船井総合研究所が主催する「第1回・後遺障害認定実務講座」が東京で開催され、弁護士・木村哲也が受講してきました。
講座では、頭部外傷をテーマとして、脳神経外科の専門医の先生による頭部外傷に関する基礎知識の講義と、交通事故の分野で活躍する全国の3名の弁護士による事例解説がありました。
頭部外傷の案件では、高次脳機能障害の後遺障害を残すことも多く、後遺障害等級の認定および損害賠償の請求において、非常に難度が高いと言えます。
そして、その対応にあたっては、一定の医学的な知識が必要となりますが、脳神経外科の専門医の先生による講義を受けられる機会はそう多くないため、貴重な勉強をさせていただきました。
また、高次脳機能障害の案件に対応するにあたっては、後遺障害等級の認定手続をどう進めていくか、介護費用などの損害の請求をどう組み立てていくかなどの難しい問題に直面することが多いです。
3名の弁護士による事例解説は、このような悩ましい問題を考えていくにあたって、非常に参考になるものでした。
今回の実務講座で学習したことを、頭部外傷の案件に対応させていただく際に、しっかりと役立てたいと思います。
(弁護士・木村哲也)