2020年10月13日、当事務所の代表弁護士・木村哲也が医療鑑定研究会様のWEBセミナー「最近の裁判例における高次脳機能障害の認定状況」を受講しました。
高次脳機能障害は、自賠責保険の後遺障害等級認定申請および裁判の手続において、立証の難易度が特に高い事案です。
セミナーでは、講師から、自賠責保険で非該当とされた事案における裁判所の認定状況、自賠責保険の認定等級と裁判の認定等級とが異なる事例の紹介・解説がありました。
最近の裁判例の状況からすると、自賠責保険で非該当とされたものが裁判で覆される事例は非常に少なく、まずは自賠責保険の等級認定の獲得に全力を注ぐべきと言えます。
また、自賠責保険の認定等級が裁判でも一定程度尊重される一方で、裁判では自賠責保険の認定等級よりも低い等級が認定される例も散見され、裁判での主張・立証において、高次脳機能障害に精通した弁護士による対応が不可欠となります。
当事務所では、高次脳機能障害に関するご相談・ご依頼を多数お受けしており、日々の研究を欠かすことなく、業務に取り組んでおります。
(弁護士・木村哲也)