2020年12月12日、当事務所の代表弁護士・木村哲也が医療鑑定研究会様のWEBセミナー「意識障害を理解する」「神経心理学的検査の要点」を受講しました。
交通事故による後遺障害の中で、高次脳機能障害は特に難解なものです。
交通事故を重点的に取り扱う弁護士であれば、高次脳機能障害に関する常日頃の学習・研究を欠かすことはできません。
セミナーでは、講師の専門医から、意識障害の医学的基礎知識、JCS・GCSの概要、神経心理学検査の種類と留意点などの解説がありました。
高次脳機能障害による後遺障害等級の認定を受けるためには、CT・MRIなどで脳損傷の痕跡が確認できることに加え、頭部外傷後の意識障害があること、認知障害・行動障害・人格変化などの症状が発生していることが要件とされます。
そして、高次脳機能障害の症状がある場合には、神経心理学的検査によって症状の立証を行うこととなります。
今回のセミナーでは、意識障害に関する医学的知識や神経心理学的検査の目的・種類などの整理が行われました。
当事務所では、交通事故による高次脳機能障害の事案を多数取り扱っております。
被害者・家族への質の高いサポートを実現するため、日々の学習・研究に取り組んでおります。
(弁護士・木村哲也)