1 事故発生
10代の男性が、幹線道路を横断中に自動車に衝突される事故に遭い、脳挫傷、硬膜外血腫、頭蓋骨骨折などの傷害を負いました。
2 相談・依頼のきっかけ
症状固定前の段階で、依頼者のご家族から、今後の手続の流れ、過失相殺などについてご相談いただき、以後の対応をご依頼いただきました。
3 当事務所の活動
当事務所の弁護士は、依頼者が症状固定に至ると、被害者請求で後遺障害等級の認定手続を行いました。
その結果、高次脳機能障害で7級4号が認定され、自賠責保険金1051万円を確保しました。
そして、適正な賠償金を獲得すべく、速やかに訴訟を提起しました。
4 当事務所が関与した結果
訴訟での主張・立証の結果、裁判基準での損害額の算定を前提に、保険会社が主張する過失割合55%から10%を引き下げて45%とすることに成功し、賠償額2653万円での裁判上の和解が成立しました。
後遺障害分の自賠責保険金(1051万円)と合わせて、合計3704万円の獲得となりました。
主な損害項目 | 金額 |
---|---|
傷害慰謝料 | 347万円 |
後遺障害逸失利益 | 5507万円 |
後遺障害慰謝料 | 1000万円 |
※上記の表の合計額は、3704万円を超えていますが、保険会社が治療中に負担した既払い額、自賠責保険金の受領、および45%の過失相殺がありますので、金額に矛盾はありません。
※いずれも、裁判基準の満額を獲得しています。
【獲得額に関するご注意】
解決事例のご紹介においては、獲得額(獲得合計額)を記載させていただいておりますが、保険会社から医療機関に対して直接支払われる治療費等を含めない金額となっております。
他の事務所のサイトでは、こうした治療費等についても獲得額に含めて、金額を大きく見せている例が散見されます。
しかし、こうした治療費等はお客様の手元に残るものではなく、サイトを閲覧する方に誤解を与えかねないという点で、不適切な表記であると考えております。
そこで、当事務所では、お客様の手元に支払われる金額を獲得額として記載させていただいております。
5 解決のポイント(所感)
重度の後遺障害が残り、損害額が大きくなる事案では、過失割合いかんにより、賠償金の額が大きく変わってきます。
本件では、過失割合について粘り強く争った結果、保険会社の主張から10%の引き下げに成功しましたが、これだけでも約800万円の成果となりました。
6 お客様の声
木村先生にお願いして解決していただき、とても感謝しております。
先生にお願いして本当に良かったです。
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