1 事故発生

八戸市在住の30代の男性(会社員)が、自動車同士の衝突事故の被害に遭い、頚椎捻挫、右肩甲部挫傷の傷害を負いました。

2 相談・依頼のきっかけ

保険会社から治療の打ち切りを示唆されたところ、今後の治療継続や後遺障害に関するご相談をいただいたうえ、ご依頼となりました。

3 当事務所の活動

ご相談・ご依頼いただいたのは、事故から5か月の時点でした。当事務所の弁護士は、依頼者が頚部の痛みや上肢のしびれなどの症状を訴えていたことなどから、むちうちで後遺障害14級9号が想定される事案であると判断しました。
そこで、後遺障害14級9号の認定獲得に向けて、依頼者に対して、通院を少なくとも事故から6か月に達するまでは継続していただきたいことや、未撮影であったMRI画像を病院で撮影してもらうことなどを助言しました。
その上で、当事務所の弁護士が保険会社に通院継続を交渉したところ、当面は治療が続けられることとなりました。

その後、事故から7か月で症状固定に至り、当事務所の弁護士が被害者請求による後遺障害等級の認定手続を行いました。
結果は、頚椎捻挫後の右頚部痛、右上肢痛・しびれなどの症状について、後遺障害14級9号が認定されました。
想定どおりの後遺障害等級認定を得たあと、当事務所の弁護士は、示談による解決が十分に可能な事案と判断し、保険会社との示談交渉に臨みました。

4 当事務所が関与した結果

当事務所の弁護士が裁判基準での賠償請求額を保険会社に通知したところ、当初の保険会社の回答は傷害慰謝料・後遺障害慰謝料を裁判基準の8割とし、後遺障害逸失利益も一部カットするという内容でした。
こうした減額の理由は訴訟前の示談段階であるからということでしたが、当事務所の弁護士が「当事務所では、裁判基準の満額以外は一切認めていないため、訴訟前の示談段階であるという理由で減額するのであれば、問答無用で訴訟を提起せざるを得ない」と保険会社に言い渡しました。
すると、数日後、保険会社から、請求額の満額の支払に応じる旨の回答があり、示談成立となりました。裁判基準での賠償額合計282万円の獲得に成功しました。

主な損害項目 獲得額
傷害慰謝料  98万円
後遺障害逸失利益  69万円
後遺障害慰謝料 110万円

【獲得額に関するご注意】
解決事例のご紹介においては、獲得額(獲得合計額)を記載させていただいておりますが、保険会社から医療機関に対して直接支払われる治療費等を含めない金額となっております。
他の事務所のサイトでは、こうした治療費等についても獲得額に含めて、金額を大きく見せている例が散見されます。
しかし、こうした治療費等はお客様の手元に残るものではなく、サイトを閲覧する方に誤解を与えかねないという点で、不適切な表記であると考えております。
そこで、当事務所では、お客様の手元に支払われる金額を獲得額として記載させていただいております。

5 解決のポイント(所感)

むちうちで後遺障害14級9号の認定を受けるためのポイントを押さえた的確な対応により、抜かりなく後遺障害等級の認定手続をクリアしました。
そして、後遺障害等級認定後は速やかに示談交渉をスタートし、わずか1か月で裁判基準満額でのスピード解決に至りました。

6 お客様の声

弁護士の先生には大変お世話になりました。
大変心強かったです。
本当にありがとうございました。

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