1 事故の発生

50代の自営業(男性)が、バイクを運転し左折動作中、バイクの後ろを走行していた自動車に追突される事故の被害に遭い、左鎖骨近位端骨折、頚部神経根症の傷害を負いました。

2 相談・依頼のきっかけ

治療期間中から、今後の進め方やセカンドオピニオンの受診方法等についてご相談いただいておりました。
症状固定のタイミングで、後遺障害の認定手続とその後の示談交渉をお願いしたいということで、ご依頼いただきました。

3 当事務所の活動

まずは、当事務所の弁護士が被害者請求で後遺障害等級の認定手続を行ったところ、左鎖骨近位端骨折後の左肩痛で14級9号の等級認定を獲得しました。
もっとも、お客様の左鎖骨付近が、症状固定後も不自然に皮膚が隆起していたことから、お客様と協議の上、医療鑑定書等の証拠を収集したうえで異議申立て手続を行ったところ、左鎖骨近位端骨折後の左鎖骨の変形障害で12級5号も認められ、併合12級の等級認定を獲得しました。
そして、裁判基準による賠償金を確実に獲得すべく、速やかに示談交渉を開始しました。

4 当事務所が関与した結果

保険会社との交渉の結果、交渉開始後1か月弱で、裁判基準で算定したこちらの請求額全額での示談が成立しました。
示談では、賠償金合計537万円での解決となりました。
また、後遺障害12級の自賠責保険金224万円と合わせて、合計761万円の獲得に成功しました。

【獲得額に関するご注意】

解決事例のご紹介においては、獲得額(獲得合計額)を記載させていただいておりますが、保険会社から医療機関に対して直接支払われる治療費等を含めない金額となっております。
他の事務所のサイトでは、こうした治療費等についても獲得額に含めて、金額を大きく見せている例が散見されます。
しかし、こうした治療費等はお客様の手元に残るものではなく、サイトを閲覧する方に誤解を与えかねないという点で、不適切な表記であると考えております。
そこで、当事務所では、お客様の手元に支払われる金額を獲得額として記載させていただいております。

5 解決のポイント(所感)

適正な額の賠償金を獲得するためには、適正な後遺障害等級の認定を受けることが必須です。
この認定の申請手続や、異議申立て手続は、必要な書類をもれなく収集し、提出しなければならないことからも、本人が行うには負担が大きいものです。
本件でも、当事務所の弁護士が依頼者の負担なく申請・異議申立て・認定の手続を進め、適正な後遺障害等級の認定を受けたあと、示談交渉により裁判基準での適正な賠償金を獲得することができました。

6 お客様の声

ありがとうございました。

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