むちうち(むち打ち)とは、自動車で後ろから追突された場合等によく生じる傷害であり、衝撃でまずは身体が前に押し出されるのに対し、頭はそのまま残ろうとするために首が後ろに反り、その反動で今度は前にのめるという動きが原因となって、首周辺の組織に損傷を起こすものを言います。
この前後の首の動きが、鞭のしなる動きと似ているため、「むちうち」と呼ばれます。
むちうちの正式な診断名としては、頚椎捻挫(けいついねんざ)、頚部挫傷(けいぶざしょう)、外傷性頚部症候群(がいしょうせいけいぶしょうこうぐん)、バレ・リュー症候群などと診断されます。
症状としては、首の痛み、腕や手のしびれなどのほか、肩こりや頭痛、疲労感、目眩がする場合もあります。
交通事故直後には症状が出なくても、2~3日経過した後にじわじわ症状が現れる場合もあります。